はてな パソコンのメモリのパッケージ品とバルク品の性能の違いを、できれば具体的な数字を挙げて比較した情報を教えてください。ここでいうパッケージ品とは・・

メモリのパッケージ品とバルク品の性能の違いないものは回答の仕様がないですよ。同規格(XXX SDRAM PCXXXX CLXのXの部分が同じもの)はまったく同じ性能ですから(じゃないと一緒に同速度で動作させられない)。メモリーのリテールとバルクの違いは選別されたかと保証と箱に入ってるかどうかだけ。どれも性能とはいわないですね。
ただ、実際には同製品をリテールとバルクに分けて供給しているのではなく、リテール向けとバルク向けの供給者にある程度別れるため、別の製品のため性能には出ない差が生じます。(同じメーカーがリテールとバルクで別のラインを使って別の製品を出すことはあり得ますけど、そのためには別の生産ラインの分の費用がかかるためそれを上乗せする必要があるため考えづらい(IOならやってるかもしれない))
チップが違えば(性能は同じでも)当然別物ですが、同じチップを用いていても、基盤メーカーによって、配線、抵抗やコンデンサーの実装、信頼性などは全く変わってきます。あと、JEDEC準拠とJEDEC準拠+αの実装がありますが、リテールの場合逆に確認できず、メーカーを信用するしかなかったりします。
まあ、マージンに余裕があり、ピンからキリまで存在した昔と違って今はある程度の技術力がないと高速規格に付いていけないので、不良品をつかんでしまうことはあっても、バルクでだめメーカー製をひいてしまうことは……あったりします。

追記

原価について考察する。
モリーの原価のうちもっとも大きい部分を占めているのはメモリーチップ。*1リテールとバルクの値段の差の最も大きな部分はテストと考えられる。なぜなら、同じチップを使っていれば、リテールとバルクでチップ部分の原価は同じ。実装による違いはあるが、チップ抵抗やチップコンデンサーを搭載せずにすますわけにもいかないので、どちらにしろ同じ桁。ところが、テストは全数検査と抽出検査では桁が変わってくる。

*1:だから、リテール並みのメモリーチップを積んでるバルクを選ぶと値段差がだいぶ縮まる