天漢日乗さんの追記をうけて

セルフメディケーション」というのは、自分で薬の管理をするということなのですが、前提として 患者が薬の情報を読み込める能力がある 薬の情報が開示されているという二点がないと成り立ちません。

その二点って建前では薬剤師が手助けすることになっているのでは。これがどこから出てきたのかがよく分からないのですが、これを前提としても入力された薬の画像から薬の情報を表示するシステムを作ればいいのでは。さらに、保険証で薬を名寄せしてチェック、および使用上の注意を出力するシステムを薬局に義務づければ見かけは完璧。まあ、この手の代物は役に立たないわけだが、これが公費で出来るぐらいの削減効果がないと削減する意味があるのか問いつめたくなります。
医師は医療のプロですが、薬剤師は薬のプロですよ。今の薬剤師が必要とされてるレベルなのかという議論はありだと思いますが、薬剤師になるのに6年の専門教育を必要にしたわけで、これから薬剤師になろうという人については充分な教育でしょう。(まさか薬剤師にも研修を義務づけますか?)もちろん過渡期(現役の薬剤師が引退するまでだから過渡期と呼べないほど長いが)にはコントロールが出来ない薬剤師に薬を処方される可能性もあるわけですが、今だってドラッグストアの薬剤師(薬を売るには薬剤師の常駐が必要なので薬局であれば必ずいるはず)ではなく、普通の人は調剤薬局(正式な定義とは違うかもしれませんが処方箋を受けて薬を調剤することを専門としている薬局という意味です)で買ってるわけで、ドラッグストアで非処方箋薬を買って問題が起きても、それは自己責任と考える人が多いのではないでしょうか?*1

国民の医療費削減、というお題目は、
 何を削るか
という議論になっているのだが、てっきり
 高齢者への不必要な過剰医療費を削減
するのだと思っていた。

追記の部分じゃないですが、よく考えるとここから抜けてるんですよね。
サラリーマンの自己負担を三割にしたんだから、医療費削減が高齢者への不必要な過剰医療費を削減するだけではないということがだいぶ前から分かっていたはずです。

2ch

検索してもらちが明かない(個別の薬ばかり出てくる)ので、2chの参考になりそうなレスを探しているのですが、なにを言ってるのかさっぱり分からない。

そもそも

このリストって現行のリストでは?また、混合診療は認められていないので、保険適用外の薬を使う=薬以外も含めて全額自費です。
この手の話って、究極的には構造改革かリフレかになるんだから、うちとしてはある意味無視してしまっても構わないといえば構わないんじゃないか。構造改革が駄目だ駄目だというよりもリフレが良いことを説いた方が健全だとは思ってはいるのですが、なかなか良いネタがなくて。というか、一から説明しないと分かりにくいだけだよね。

*1:この場合、自己責任の訳語はdue diligence