それって、ザ・モデル論争とどう違うですか?

結局、現在の経済学は完全ではないという結論に達する*1ので、不完全な経済学からベターな政策提言*2をするのか、あるいは完全な経済学*3が成立するまで政策提言をあきらめるのか、どちらを選ぶかは個人の価値観の問題です。ただし、後者の立場に立つなら特定の政策だけを否定するのはナンセンスです。*4

個人的には数理的に議論するのは賛成ですが、残念ながら現在のネット環境では非常に困難と言わざるをえません。少なくとも言い出しっぺが最低限のお膳立てをしていただかない限りは数理的に議論しろという要求は正当性に乏しいと言わざるをえないように思われます。数式で説明してくださいぐらいが妥当なラインでしょうか。

まとめ

そんなくだらない議論に参加する暇があるなら、他にやることがあるんじゃないですか。>矢野さん
いや愚行権を否定する気はありませんが。

*1:現在の経済学が完全なら、どういうモデルでどう議論するとどういう政策が最適なのかってあたりを示してから来てください

*2:ベターな政策ってやつがいろいろな原因で人によって変わってくるというのは否定しません。そもそも、いわゆるリフレ派のなかでも人によってリフレ政策の細部が違うわけで。

*3:ハリ・セルダンだって完全じゃないんですよ。完全な経済学なんてあるわけないじゃないですか。馬鹿じゃないの。

*4:同時に今まさに苦しんでいる人々を見捨てるのかという感情的な批判を受け入れる必要があります