id:demianさんへのお礼
今日一日かけてゆっくり書き足すつもりです。やっぱり書いている途中でやる気がなくなりました。明日まで待ってください。というか、明日のコンテンツにすれば良かった。なんかid:demianさんも忙しいようなので、当分延期。
とりあえず、今までの経緯から。抜けているところとかあったらご指摘ください。
今までのまとめ
発端
発端はこれです。http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20051203#cまた、真剣中年しゃべり場です。
で、これを受けてid:demianさんのエントリーが書かれます。てきとうに要約すると、田中先生の発言の意味はケイザイガクのド素人でなくなると本田さんのような問題意識を持つことが出来なくなってしまう
とも取れ、前提条件や常識とされていることを自明視してしまって、そこを問い直すことをしなくなると学問の発展もない
。フリーターについての本田先生の問題意識にはとても共感します。そしてそんな問題についてその場しのぎの処方箋を考えることも大事だし、ちょっと違う労働市場のあり方を摸索してみるといったことも大事でしょう。
書き忘れてましたけど、田中先生の発言はケイザイガクのド素人でなくなると本田さんのような問題意識を持つことが出来なくなってしまう
という意味ではないと思います。まあ、そういうことで終わりにしてもいい話ではありましたね。
最初の紹介
こちらの最初のエントリーは紹介だけ。
紹介に対する反応
http://d.hatena.ne.jp/demian/20051209/p1
立岩真也と内藤朝雄の著書の紹介。
「景気が良くても社会参加できない」存在は経済学の適用対象外*1かと。経済学というのは単純化すればお金の学問ですので、景気が良くなれば引きこもりも絶対的*2には(お金の面で)幸せになれますよ*3ぐらいのことしか言えないかと。
だんだん面倒くさくなってきた
http://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20051211/p3
経済学用語を使わずに無理矢理説明してみたテスト。
これはここで書き直した方が良いな
http://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20051229/p5
id:demianさんに立岩真也さんの一連の著作と内藤さんの著書をすすめられたものの社会学についての基礎知識がそもそもないので、社会学の教科書を教えてください。というエントリーの一部。
このエントリーで主に取り上げるid:demianさんのレスポンス
http://d.hatena.ne.jp/demian/20060111/p2
上二つについてのid:demianさんのレスポンス。立岩真也さんの一連の著作と内藤さんの著書と社会学の教科書について。
本題
書籍のご紹介ありがとうございます。社会学の作法は参考になりました。というか、社会学感覚も含めてこれから参考にします。
政治哲学はちょっとパスさせて欲しいです。政治も哲学もここで取り上げるつもりはないので、立岩真也さんの著書を手に取ることがあってもここに反映させることはないです。
むしろ心理学の方が馴染みがある*4ので、心理学との接合領域は問題ないと思います。*5ただ、内藤さんの発想の仕方や問題意識
が問題です。去年末の段階では本田先生の問題意識や提言よりは内藤先生の方が納得できました。しかし、ここにも書きましたが、現時点ではちょっと私には理解しがたいのです。そもそも、強い逆比例
って初耳ですし、Google先生に聞いてもgoogle:強い逆比例は用例がないといってしまって良いです。*6この辺について社会学の専門家から批判が出ないのは*7ピア・レビューが機能していないと疑わざるを得ません。
やはり、こちらのリソースも考えると社会学関係についてはスルーするのが賢明なんでしょうか。
*1:適用できないと言うよりも適用してはいけない存在かな
*2:景気が悪いときよりは
*3:相対的には格差が広がって不幸せになるかもしれませんが、完全雇用に近づけば近づくほど本人の外の問題は解消されるはずです
*4:昔教科書を一冊読んだ覚えがあります。まだどこかに残ってるかな。
*5:ちなみに教育社会学よりも教育心理学の知見の方がむしろ(もっと政策に活用すべきという意味で)重要ではないかと思ってます
*6:あるデータについて相関が強い逆比例関係ということなら分かりますが、好意的に見ても配分についての関係が閾値や区切りのない配分にするという意味ぐらいにしか解釈できませんが、それはそれで収入が0になると発散するという問題があって意味不明
*7:本当は出ていて私が気付いていないだけでしたらすみません