量的緩和解除による資産価格の抑制は日本じゃなくてむしろ海外に影響が出るのでは

という感想をキャリートレードの爆弾 - 巡回記を読んで抱きました。これおすすめ。*1
これをもとにすると、量的緩和解除→円キャリートレードの終了→円高→輸出企業に二重にダメージ?量的緩和の解除が年度末だったことと市場の予想より早かったことが怖いです。輸出企業が今の円高をヘッジ仕切れていれば問題ないと思いますが、企業によっては為替ヘッジに失敗して大きな損失が出るのではないでしょうか。
また、日銀が大量に供給したはずのマネーが円キャリートレードによって海外市場に流出していると考えると、量的緩和政策を解除しても日本の資産価格が相変わらず上昇していることも説明できそうです。(いややっぱり説明できないよ)

ちゃんと考えればこの辺のことは解除前に分かったはずなんですが。

みずほコーポレート銀行

一部上場企業の7割を顧客に持つみずほコーポレート銀行 国際為替部

みずほコーポレート銀行が為替取引に失敗するととんでもないことに!頑張れみずほコーポレート銀行!負けるなみずほコーポレート銀行!悪の海外ヘッジファンド(と日銀に)うち勝つのだ!!

日銀はいったい何と戦っているのか

http://internet.kill.jp/d/200512.html#d30_t1参照。
日銀があまりにもインフレ狩りをするので、今では日本からインフレはいなくなってしまいました。悲しいことです。(絵本風)
マイルドインフレは人間の役に立つんですけどね。類例:オオカミ

*1:私が詳しくないだけですかそうですか。