おおや先生頑張れ、超頑張れ

上のエントリーを見れば分かるように私は経産省が好きじゃない(そのおかしな政策はやめれとかそのわけの分からない支出はやめれとかそういうレベルの話であって個人レベルで知ってる人がいるからどうのこうのというわけじゃない)のですが、おおや先生のblogにいわゆる「コメントスクラム」というのをかけている人々を見ると、PSE法に反対する気がなくなる。なんというか古物商の方々が本当にこんな馬鹿ばっかり(コメンターの多くは2chよりはましですが)だったら、犠牲になるのも仕方ないのかもしれません。むろん経産省が悪くないとは言いません。というかこの件について経産省が駄目駄目なのは自明ですよね。(挨拶)

以下、ryozo18さんは百回ぐらい読むべき

十分の一で良いかと思ったら、述懐と出てきたので。


いや心に浸みる言葉で、ヒトラーの後ろに付いていった人々が「専門家は間違っていて、自分たちこそ正義を実現するんだ」と考えていただろうなあと思うと、慄然としますよね。人種理論とか第一次大戦の敗戦原因に関する陰謀説とか、専門家たちが「所詮馬鹿な大衆の運動」とか軽視せずにきちんと早い段階で批判できていれば、アウシュビッツもなかったかもしれません。なんでやらなかったかと言えばある程度は明白で、大衆運動に国政を変えるような力はないと思っていたり、批判すれば暴力的な反対に遭うからそんな面倒なことはやっておれんと思ったり、だったんでしょう。しかし結局ツケは回ってくるわけで、「水には心があります」とか「ゲーム脳」とかをほおっておくとそういうのを信じたのが大学に入ってくるわけですよ。他人事だからと言って冷笑的態度で済ませるんじゃなくてちゃんと批判すべきものを批判する必要があるんじゃないかと、まあ私はそう思うわけですが。
# 念のために言うと今のPSE法に反対する人たちナチスのように暴力的だとか、主張内容が人種理論のように正当化しようがないくらい間違っているとか、そう言っているわけではありません。
引用が正確じゃないよという突っ込みは入れずにこのように仰せになる大屋先生は私よりずっといい人ですね。