日銀に経済学なし - 節電対応中が釣れすぎな件について

まさか、ガンダム小説版レビル将軍のジオンに兵なし演説の改変がこんなに受けるとは思いませんでした。ジオン側の演説だけだとなんなので、むりやり連邦側の演説を引っ張り出してきただけなんですが(ガンダムというアニメはジオン側の名台詞が多いのですよ(特に長いものは))。

補足

個人的には今回の利上げは賛成はしませんが、特に反対というわけでもないです。今回の利上げの影響が出るのは早くて一年後(その前にキャリートレード終了がやってくると思いますが、原因解明は困難でしょう)なわけで、そんな先まで生きてないですよと。正直、死んだ後に日本経済がどうなろうとかまいません。むしろ、平成大恐慌でも起きて、「ああ、あのときfhvbwxさんの言うことを信じておけば」とか思われる方が楽しいですね。もちろん、半径50mのことはそれなりに気になるので利上げに賛成したりはしませんが。
しかし、今回の利上げは置いておいても、政策審議委員会(というか一言で言って総裁と愉快な仲間達)の言動はいかがなものかと。利上げしておいて家計の金融資産が投資に経済を活性化のような経済学的なおかしさを無視しても、あれだけ村上ファンドの一件で叩かれた人が言える台詞じゃないでしょとか、円キャリーに対する姿勢((http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/kk0702c.pdf(PDF)))とか、金融政策の失敗を棚に上げて構造改革を要求するとか、独立性を錦の御旗に暴走しているわけで、これを批判しないならブロガーとして死んだことになるなあと思うわけです。

あと、デフレを対岸の火事と思っている人には正直腹が立ちますね。まあ、人がどうなろうと気にならないと言う人はある意味それはそれで理解は出来ませんが分からないこともないのですが、ミクロには人を助けるけどマクロでは放置というのは納得できません。もうここまで来ると金融政策というより日銀法改正という政治マターではないかと考えてますので。というか、次の景気後退までには日銀法改正が議題になることは間違いないので、中央銀行の独立性に対する立場を検討しておく必要はあるのではないかと思います。少なくとも(いつ出てくるか分からない)憲法改正案とそれに対する賛否を考えるよりも、こっちの方を優先すべきですよ。