ファイナンスにも限界はあるよね

しかしながら、そんなところまではまだ到達していない罠。
ただ、最終的にはスクラップ&ビルトをスムーズにやるにはどうやればいいかというあたりがポイントではないかと。あえて言うならきちんと撤退すべき所で撤退できるなら積極的に参入をやっても問題ないし、ずるずる引きずることが目に見えているなら儲かりそうな事業でも慎重に検討しなければならない。
でも、世の中どうがんばっても資本コストをペイできるようにはならないだろという会社は簡単に例をあげられたり。某V社とか充電池事業を売却した某S社とか。他には、一枚岩なコア事業しかない会社とか。こっちは評価が人によって分かれますね。
あと、ゲーム理論ファイナンスにどう導入しているのかにも興味を引かれます。まさか、実務ではライバル企業の動向を無視しているってことはないですよね。まあ、ファイナンスの守備範囲じゃんですが。それこそ経営判断ってやつですよね。

追記

あえて言うならいわゆる日本企業が新規参入に非常に消極的なのは合理的なことです。なぜなら、彼らは撤退すべき事業を撤退させるためにとんでもないコストを払う必要があるからです。
日本的な企業が積極的な新規参入を果たすにはスムーズに撤退できるようにする必要があり、そのためにはキャリア評価の抜本的な改革が必要になりますが、それが出来るならとっくにやられてますよ。